domingo, 30 de diciembre de 2007

『アイ・アム・レジェンド』 特集

フランシス・ローレンス監督 goo単独インタビュー


2007年を締めくくるにふさわしいSF巨編のメガホンを取ったのは、ミュージック・ビデオの監督として頭角を現し、『コンスタンティン』で映画界に進出したフランシス・ローレンス監督。プロモーションのため来日した彼に、撮影の裏話や主演のウィル・スミスについて話を聞いた

- この壮大なプロジェクトに惹かれた理由は?

フランシス・ローレンス監督(以下:監督) : 前の映画(『コンスタンティン』)をちょうど撮る前の段階で一度脚本を読んで、撮り終わってからもう一度脚本を読んだんだ。都市に取り残されてしまって、他の人が全部いなくなったときに、自分の力で生き残っていかなければいけないというプロットに非常に興味を覚えたんだ。

- ウィル・スミスと仕事をしていかがでしたか?

監督 : 本当に彼は素晴らしい俳優だと思う。私たちがプロジェクトに取りかかった最初の頃から、脚本家と私とウィルは調査を行い、話し合いをしながらロバート・ネビルというキャラクターを作ってきた。そのために、心理学者、精神学者、戦争のときに捕虜になった人、ウイルスの学者など、色々な人物に話を聞いて、みんなでこのキャラクターを作ってきた。ウィルは、役作りのために肉体改造を行い、精神的にもトレーニングを積んだ。彼は厳しいトレーニングで9kg体重を絞ったけど、その後に撮影する過去のフラッシュバックのシーンのために体重を戻さなくてはいけなかった。彼はそれを見事にやってくれた。本当に素晴らしい俳優だと思うよ。

- 無人で荒れ果てたニューヨークの街並みは、どのように撮影されたのでしょうか。


監督 : ほとんど全部が実際に撮影されたもので、CGではないんだ。ただ唯一タイムズスクエアは、灯りを消したり、看板や電球を落としたりするのが大変だったので、そこだけはCGを使った。それ以外のほとんどはニューヨークの街で撮影されたんだ。撮影されたものを後で人物を消したり、加えたりという作業をしたけど、あとは全部実写で撮影しているよ。


- “ダーク・シーカーズ”は集団心理によって個人が攻撃されることへの恐怖の象徴でしょうか?


監督 : ダーク・シーカーズが暗闇に居るのは、太陽の光に当たると皮膚がやられてしまうから。熱があって代謝も滅茶苦茶になっていて、物凄く腹が減っているので、暗闇から出てきて自分たちが生き残るために、食べ物を求めて人間を襲うんだ。 この映画は、ある1人の人間の心の動き―喪失感を抱えた男が再生していく様を示した物語なんだ。政治的なことを物語に入れ込もうとしたということではないよ。


- 公開を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。


監督 : 『アイ・アム・レジェンド』は12月14日公開です。楽しいしスリルもあるしエキサイティングだし、様々な要素を持った作品です。ぜひ皆さん劇場で楽しんでください。


インタビュー中、ブルーの大きな瞳でまっすぐに記者を見つめ、穏やかな口調で質問に答えてくれた監督。取材陣や周りのスタッフへの気遣いは、温かい人柄を感じさせた。本作ではMTVビデオ音楽賞の常連である彼のスタイリッシュなセンス、迫力ある視覚効果も見どころとなっている。公開ぎりぎりまで編集を行ったという彼のこだわりを、ぜひ劇場で感じて欲しい。



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